社会

人材マネジメント

コクヨグループは、長期ビジョンや戦略の実現に必要な人材の活躍を促すために、「事業と人材の同時成長」を人材マネジメントの基本方針に、事業領域の拡大と、個人のキャリアの可能性拡張を両立する成長サイクルの実現に取り組んでいます。
また、コクヨグループが人と向き合ううえで大切にすべき考え方として「人材マネジメントポリシー」を策定し、経営陣・社員全員の共通認識としています。

取り組み

実現したい「事業と人材の同時成長」サイクル

コクヨグループは、「事業と人材の同時成長」を基本方針に、事業領域の拡大により多様な事業の集合体となることと、人材である社員個人の社会におけるキャリアの可能性拡張を両立するような成長サイクルの実現を目指しています。

実現したい「事業と人材の同時成長」サイクル

「人材マネジメントポリシー」に基づくアクション

コクヨグループは、人材を社会の財産と捉え、一人ひとりの可能性に伴走しながら、事業成長と社会に貢献できる人材を輩出します。

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一人ひとりに光を当て
活躍できる機会を提供する

自ら手をあげ、業務時間の20%程度を活用して他組織の業務に参画できる「20%チャレンジ(社内複業)」には、若手からミドルシニア層まで幅広い社員が参加しています。

キャリア形成の重要な施策として、2024年からは人材流動化の取り組みを開始しました。本人のキャリア志向を尊重したうえで、異動はまだ見ぬ自分の可能性を発見し成長するチャンスと捉え、全社視点で部門や国を超えた多様な活躍の機会を提供していきます。

能力・意欲がある社員の
成長スピードを最大化させる

2024年に人材育成機関「コクヨアカデミア」を設立しました。会社や個人の成長の源泉となる「ヨコク(よりよい未来をつくるための意志や挑戦)」を描き、その実現に向けてリーダーシップやクリエイティビティを磨くことを促進しています。社員の成長を支援するさまざまな研修プログラムも実施しています。

若手社員とその上司を対象としたキャリア研修「Kokuyo Career Dock」にも注力しています。本研修では若手社員向けの「自己成長プログラム」と、上司向けの「部下育成プログラム」を並行して行い、成長やチャレンジについて双方が同じ認識を持つことを目指します。研修には経営層も出席し、若手社員の成長と上司による育成を後押ししています。

また、将来グローバルで活躍する経営リーダーを育成するため、若手社員を対象として海外でタフアサインに挑戦させる「グローバルチャレンジトレーニー」を導入しました。

人事制度では、年齢や経験年数にとらわれず早期にステップアップできる仕組みを運用しています。

チームで価値を創造するリーダー
を育成する

育成を上司任せにするのではなく、周囲の役職者や他部門の上司・人事も一体となって個々の育成と向き合っています。人材育成会議では、社員一人ひとりのキャリアアップや成長機会の提供について、役職者が複眼的な視点で討議しています。

基幹職全員に360度アセスメントを実施し、自身のリーダーシップの内省と、さらなる強みの発揮を目指したワークショップを実施しています。

多様で豊かなキャリア形成を
支援する

育児や介護によるキャリアの中断をボトルネックにしないために、ワークルールの改正や両立支援を行っています。
・フレックス勤務者における中抜け勤務ルールの明確化
・子の看護等休暇の対象を小学6年生まで拡大、介護休暇の取得要件の緩和
・ベビーシッターの利用補助、子連れ出勤/社内学童保育の実施 など

産休育休者の評価運用を見直し、評価に空白期間が生じることを解消しました。継続的に能力の蓄積度の把握とフィードバックを行い、本人の成長につなげています。

ミドルシニアのキャリア自律として、これまで原則禁止としていた副業を一部解禁しました。社員が自身のキャリアや成長を自律的に考えて実践できる仕組みを整え、人材価値の向上を進めています。

「ヨコク」による企業価値の向上

事業領域を拡張する新しい価値の創出には、多様な人材による創造性豊かな「ヨコク」が鍵となります。ヨコクは、「よりよい未来をつくるための意志や挑戦」と定義付けられています。

コクヨグループの価値創出の強みは、顧客が抱えるさまざまな課題と誠実に向き合い、その解決のために社員一人ひとりが意志・ヨコクを持ち、創造的なアプローチをするところにあります。この強みを最大化させるため、一人ひとりに光を当てた育成を行い、社員のユニークな個性や強みの発揮を最大化するとともに、ヨコクを実現まで後押しするリーダーの育成も行っています。あわせて、ヨコクを発信しやすい風通しの良い風土の醸成や、ヨコクに共感した多様な人材が協働する「結いあう」環境づくりにも注力しています。

人生を育てる
ヨコクの森を育む

社員のヨコクを後押しする活動として、「ヨコクWORKSHOP」を開催しています。自分自身のヨコクを考え共有し、チームメンバーの想いや目標を知ることで、お互いに応援し合う環境づくりを目指します。2025年のワークショップでは1,151名の社員が個人のヨコクを発信しました。また、チーム単位でのワークショップを通じて、93チーム(403名)が「チームのヨコク」を作成しました。

社内複業「20%チャレンジ」の実施

コクヨグループは、2020年より、主体的なキャリア形成・能力向上、組織の活性化を後押しすることを目的として、自ら手をあげ、業務時間の20%程度を活用して他組織の業務にも参画する「20%チャレンジ(社内複業)」の取り組みを開始しました。組織側の求人テーマに対し社員が応募し、求人先の上司と人事でマッチングを行っています。期間は3~12カ月で、取り組みによる成果や社内外への貢献も個人の実績評価に加味する形で運用し、これまでに500名以上が参加。海外事業の市場調査や戦略推進支援、学びのデジタル化の未来を見据えた研究開発、社員の環境意識の向上など、所属事業や組織を跨いだテーマにチャレンジしています。また、生産性を高めながら現業の成果を落とさずに「現業80%+新しいテーマ20%」の状態を目指し、業務工数を可視化しながら、本人・上司・人事で対話を行い、業務の見直しや軌道修正を進めています。

2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
20%チャレンジ参加者数(名) 単年 68 60 77 112 125
累計 129 189 266 378 503
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「コクヨマーケティング大学」「コクヨマーケティング大学院」の実施

「コクヨマーケティング大学」は、新規事業の構想や戦略策定を通じたマーケティングスキルの習得により、顧客起点で未充足ニーズを捉えて課題解決を推進する仕事の仕方にチャレンジするための、社会人経験3~12年目の若手層を対象とした経営答申型実践プログラムです。戦略・マーケティング手法について学んで得た知識を、すぐに使ってコクヨの新規事業の企画案に落とし込み、外部の経営戦略のプロフェッショナルによるコーチングを受けながら約半年間チームで磨き上げ、最終的に経営陣に答申する形式です。2017年より取り組みを始め、開発や企画に限らずあらゆる職種の若手の社員200名以上がチャレンジしてきました。開設から継続的に、卒業生が伴走するメンター制度導入による学びのレベルアップ、卒業生の現業でのアウトプットの変化や新たなチャレンジにつながる異動などを行うことで、コクヨマーケティング大学を起点とした展開やアクションにつなげています。「コクヨマーケティング大学院」は、未来の事業環境を客観的に考察し、戦略を検討する仕事の進め方にチャレンジするための、30~40代の中堅リーダー層を中心にしたプログラムです。経営議論を経て決めた10年先を見据えた事業テーマに対し、外部の経営戦略プロフェッショナルによるコーチングを受けながら、約9カ月間チームで磨き上げ、最終的にコクヨの成長戦略を経営陣に答申します。2019年に開始し、これまでに140名以上がチャレンジしています。また、卒業生の多くが、全社プロジェクトなどの大きな役割を担う新たな挑戦の機会をつかみ、成長・活躍しています。

2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
コクヨマーケティング大学 参加者数(名) 単年 25 25 25 24 25
累計 118 143 168 192 217
コクヨマーケティング大学院 参加者数(名) 単年 26 20 20 20 16
累計 73 93 113 133 149
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コクヨマーケティング大学第7期生(2023年)の議論
コクヨマーケティング大学での
議論の様子
コクヨマーケティング大学院第3期生(2023年)の最終発表
コクヨマーケティング大学院での
最終発表の様子