サステナビリティマネジメント

社会価値と経済価値の両立/取り組み

未来のヨコク実験

未来のヨコク 2025

CASE

組織成長ソリューション(人的資本の最大化と自律的なチームづくり)

コクヨグループは、自らの社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と定義し、文具や家具の枠にとらわれない事業領域の拡張を推進しています。第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、既存事業とのシナジー創出に向けた取り組みの一つとして、働く「人」や「組織」のパフォーマンスを最大化させる「組織成長ソリューション」を展開しています。これは、オフィス空間というハードの提供に留まらず、人的資本経営の加速やエンゲージメント向上といったソフト面の課題解決を目指すものです。
2025年4月に発表した組織成長ソリューション「TEAMUS(チームアス)」は、コクヨグループが長年蓄積してきたワークスタイル研究と、自社での組織変革の実践知を統合した伴走型サービスです。独自のサーベイによってチームの「状態」を可視化し、対話やコーチングを通じてメンバー間の相互理解と行動変容を促すことで、個人の自律的な成長とチームの協働を支えます。
既存事業で培った顧客接点や空間構築の実績を基盤に、2025年度より専門組織による支援体制を本格化し、広く一般企業への導入を開始しました。現場のチーム単位での「自律的な組織への変革」を支援することで、Well-beingの向上と組織の生産性向上という、社会価値・経済価値両面での価値創出を実証しています。

組織成長ソリューションTEAMUS

未来のヨコク 2024

CASE

既存ビルの再生収益化プロジェクト(空きビルの空間バリューアップ)

第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」のもう一つの取り組みとして、オフィスの家具・什器・内装を中心とした価値提供ノウハウの活用を通じた「空間バリューアップ」があります。空間バリューアップとは社会に求められる用途を取り入れ、事業性も担保する取り組みです。その一例として、2012年に渋谷ヒカリエにテナントとして入居し開業したメンバー制ワークラウンジの「Creative Lounge MOV」、2023年に東京・戸越で自社社員寮をリノベーションし開業したシェア型賃貸住宅(コリビング)の「THE CAMPUS FLATS TOGOSHI」があります。

既存事業での空間構築の実績を踏まえ、増加が予想される中小オフィスビルの空室化対策や、建設費高騰により高まりつつある既存建物のバリューアップニーズに対応するためにアセットバリューアップ推進室を新たに設け、2025年3月に第1号案件として東京都台東区蔵前にある空きビル一棟を取得しました。
今後は、投資目線の不動産企画や建築/リノベーションによる再生計画、オープン後の施設の運営モデル構築などを通じて空間のバリューアップを行い、不動産再生事業へと事業領域の拡張を目指します。

プロジェクトの概念図
蔵前の取得ビル Creative Lounge MOV
左:不動産再生事業、第1号案件「MOV KURAMAE」 右:「Creative Lounge MOV」
未来のヨコク 2023

社内浸透活動「サステナブルアカデミア」

イベント「さすてなぶらないコクヨからの脱出」

コクヨグループがこれまで進めてきたマテリアリティへの取り組みや現在地、コクヨグループが目指している「サステナブル経営」について、楽しみながら知ってもらえる脱出ゲーム形式のイベントを、東京と大阪の計3会場で実施しました。
参加者の満足度は99.2%と、過去のイベントと比べても最高となり、これまで「サステナビリティ」に距離を感じていた社員に、コクヨグループの取り組みを知ってもらうきっかけとなりました。脱出ゲームを体験できる冊子も作成し、グループ会社やそのほかの拠点に設置することで、より多くの社員にサステナブル経営に触れてもらえるような工夫も行いました。

<ストーリー>
サステナブル展示会で聞こえてきた社員の心無い一言によって、コクヨは「さすてなぶらない」会社になってしまう…!?
このままサステナブル経営をやめてしまうと、有給休暇もない、環境にも配慮しない会社になり、株主様からの評価もがた落ちに…。マテリアリティの謎を解いて、コクヨを元に戻そう。

イベントの様子 イベントの様子
「さすてなぶらないコクヨからの脱出」の様子

メールマガジン「サステナブルアカデミア通信」

コクヨグループのマテリアリティへの取り組みや、社会価値と経済価値の両立の先進事例などをまとめているメールマガジンです。国内のコクヨグループの社員に対し、およそ月に1度のペースで発信しています。

▽これまで発信したテーマ

号数 テーマ
vol.1 統合報告書って、何?/ロジックモデルって、何?
vol.2 サステナブル経営って、何?/コクヨを取り巻く環境と社会の状況
vol.3 インパクトKPIって、何?/社会価値と経済価値の両立の事例(SAXA)
vol.4 サステナビリティ意識調査サーベイ/社会価値と経済価値の両立の事例(メラミン化粧板)
vol.5 サステナブルアカデミアイベント告知/社会価値と経済価値の両立の事例(ミネラルウォーター)
vol.6 自然共生、って何?/サステナブルアカデミアイベントレポート
vol.7 自然共生の取り組み紹介/WELL-STATIONのご紹介
サステナブルアカデミア通信

行動を促す取り組み「サステナブルラボ」

サステナブルラボは、コクヨグループのマテリアリティにまつわる課題の解決に向けて、社員が自ら企画・実行する取り組みです。2025年は、コクヨグループ全体で全9チームが「Well-beingの向上」「循環型社会への貢献」などにつながる課題解決に挑戦し、その成果を発表しました。社員にとって、身近にある課題を認識し「自分ごと」として捉え直すきっかけとなるとともに、関係部門にとっても、改善に向けた新たな気付きの場となりました。

Sustainable lab
2025年3月
社員発のサステナブル実験「Sustainable lab」の成果発表会