サステナビリティマネジメント
社会価値と経済価値の両立
コクヨグループは、自ら実験し、商品・サービスの提供を通じてお客様の体験をデザインすることで、次の時代の「働く、学ぶ、暮らすスタイル」を提案し続けてきました。多くの環境問題や社会課題があるなかで、未来に向けて全社員・全グループ事業が協働してサステナブルな社会の実現に貢献すべく、マネジメントシステムの変革に臨みます。パートナー企業やお客様との共感の輪を広げることで、イノベーションを創出し、多くの社会課題を解決していきます。
マテリアリティの目標と実績
目標と実績/戦略テーマ2⃣をごらんください。
創出した社会価値の種(未来のヨコク実験)
2030年までに、新規事業・既存事業のすべてが社会課題の解決に貢献している状態を目指します。そのために、第4次中期経営計画(2025~2027年)においても、新たな価値創出を通じてワクワクする未来の兆しをかたちにする「未来のヨコク実験数」を増やすべく、ステークホルダーとの共感の輪をさらに広げ、社会課題解決を牽引するための新たな実験や事業創出に対し、継続的に経営資源を投入していきます。また、従来以上に、社員が現業を通じて経済価値のみならず、社会価値も創出していると認識できるように、ロジックモデルの浸透などの計画を進めていきます。
第4次中期経営計画の3年間においては、「未来のヨコク実験数30個」「現業を社会課題解決へつなげていく社員100%」を目標として設定し、さまざまな取り組みを進めていきます。
2025年度は計13件の「未来のヨコク実験」を実装しました。その一つである組織成長ソリューション「TEAMUS(チームアス)」では、データの可視化と伴走支援により、働く人のウェルビーイング向上と組織の生産性向上の両立を推進しています。このほか、AIによる思考の効率化で創造性を引き出すワークスタイルの提案や、国産木材の循環利用を通じた価値創造など、多角的なアプローチで社会実装を進めています。働く・学ぶ・暮らすの各領域において、社会課題の解決と新たな価値創出の領域を継続的に拡大していきます。

社会価値創出の実感
第4次中期経営計画の2027年目標である「現業を社会課題解決へつなげていく社員100%」の実現に向けて、社員意識の現状を把握するとともに、今後の施策の参考とするため、2025年末にアンケート調査を実施しました。「所属する本部・部門は、社会価値を創出している、あるいはグループ全体の社会価値創出に貢献していると思うか」という質問では、91.1%の社員が「創出している」「どちらかというと創出している」と回答し、業務を通じた社会価値創出実感が着実に浸透しています。2027年に100%を達成するための施策を実行していくとともに、意識の浸透状況を把握していくため、今後も継続的なアンケート調査を実施する予定です。

取り組み
「コクヨマーケティング大学」「コクヨマーケティング大学院」
コクヨでは、「未来のヨコク実験数30個」の目標達成を牽引する仕組みとして独自の教育プログラムを展開しています。若手層向けの「コクヨマーケティング大学」では顧客起点の課題解決力を、中堅層向けの「コクヨマーケティング大学院」では長期的視点での戦略思考を養成。これらの活動を通じて、参加者は実践的なマーケティングスキルを身につけながら、コクヨの未来を担う新たな事業の種を生み出しています。累計320名以上の卒業生が新たなチャレンジの場で活躍し、組織全体の成長を牽引する原動力となっています。
サステナビリティの社内浸透活動
コクヨのサステナビリティにかかわる社内浸透活動を「サステナブルアカデミア」と題し、社員一人ひとりが、それぞれの業務を通じて社会価値を創出できるよう支援しています。
第4次中期経営計画では、2027年の「現業を社会課題解決へつなげていく社員100%」達成を目指しています。計画の初年度である2025年には、これまでのマテリアリティの取り組みに加え、「サステナブル経営」「社会価値と経済価値の両立」といった視点で、基本的な考え方や先進的な社内の取り組みの発信をスタートしました。
サステナブル経営を楽しみながら学べる「脱出ゲーム」イベントや、コクヨのさまざまな取り組みを社内に伝えるメールマガジン「サステナブルアカデミア通信」での情報発信、社員それぞれが見つけた課題の解決のために実験を行う「サステナブルラボ」など、行動を促す取り組みを実施しています。